有機的な形がコミュニティを形成するサウナ「Partisans’ lakeside Grotto」

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北アメリカにある五大湖の1つの湖であるヒューロン湖。立地上、その湖の東岸の土地はとても希少です。その土地で、実験的なデザインを試みている団体があります。今回デザインの対象にあがったのは、なんとサウナ。Sans Souciの一員であるAlexander JosephsonとJonathan Fridmanは、この75㎡のサウナを設計するように協力を求められました。

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この、Grottoというサウナの外観は、まるで住宅のよう。焼杉板で包まれた四角いシルエットは、一見シンプルな箱に見えます。しかし、一歩中に入ると、外見からは想像できないような複雑な世界が広がります。この対比が、より一層このサウナのデザインを印象付けています。

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このサウナをデザインしたJosephsonはこう語ります。「中に入ると、本能的で、暖かくて、まるで彫刻のような世界が広がります。我々は、建物の周りと切り離された、もう一つの世界に人々を誘うような建物を設計したかったのです。クライアントは、何度この建物に足踏みいれても、その度に違う建物のように感じると話してくれます。」

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この建物の最初のデザイン提案は、このプロジェクトに関わる人間全員が「デザイン遊び」と呼ばれるプロセスを通して関わりました。最新の技術を使ったいわゆる「クラウドソーシング」がそれを可能にしたのです。結果、このようなとても有機的で概念的なデザインが選ばれたのですが、それを実現するために、トロントに拠点を置く木工製品会社と一緒に施工に取り組みました。その会社は、最先端の3D技術を使って、製品を製作していたのです。

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素材となる杉選びをはじめとして、試行錯誤を繰り返し、ようやくこの形が作られました。今ではこのサウナは、旅行者たちの憩いの場として、また、コミュニティの場として、多くの人に愛されています。この場所はもともと、ナショナル・ジオグラフィックによって、世界最高の景色が見れる場所の1つとしてランク付けされています。サウナでのんびりしながら、美しい景色を見たら、日頃の疲れも癒されそうです。

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Via:
wallpaper.com
coolestcabins.com
archdaily.com